Freaknomics

シカゴ大学の先生の研究をわかりやすく紹介する本.経済学の先生だが,デフレ・インフレや数学に関する研究ではなく,ある事象があるとき,多くのデータからその事象の原因だったり関連することがらだったりを抽出することを生業としているらしい.

Freakonomics

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ここで「ある事象」というのは多岐に渡っていて,90年代の犯罪発生数の現象や大相撲のイカサマ,
州統一試験においての教師のズルなどがあてはまる.それぞれに対していろんな仮説を立てていき,
それを否定したり,示したりといったことを行っている.
犯罪の減少は「警察官の数が増えたこと」よりも「中絶が合法化されたこと」が主な原因であるといったような.

短かったのでさらっと読めたが,あんまり頭に残そうと思う内容が多かったわけではなかったと思う.
統計だったり大規模なデータを扱うという作業はとてもチャレンジングであるということを感じた.