修士1年の時にやっておいてよかったこと:未踏,英語,就職活動

CS専攻の修士2年になったので,ここを読んでいる稀な修士1年の人へのメッセージです.

未踏

未踏ユースを夏から冬にかけてやっていました.他の研究者やプログラマと話すネタになりますし,第一に「修士1年はコレをやった」という明確な目標になります.ただし就職活動において「未踏やってるから就職が決まった」という話は聞きませんが…

未踏はお金ももらえるし,強制的に自分でスケジュールを立ててそれにしたがってプログラムを書くことになるので,その点でも良いです.今年の未踏の案内がまだウェブサイトに出ていませんが,今年もきっとあるはずです.

英語

情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻が開いている英語のプレゼンテーションの授業(5月の集中講義)をとりました.冬学期には「スペシャルイングリッシュ」というもっと英会話よりの授業を取りました.

自分の研究を英語で話せるようになっておくと,外から他の大学の先生が来たときに留学するチャンスが生まれますし,それぐらいのスキル・慣れがあれば就職活動においても日本企業以外も見ることができるのでおすすめです.

なお留学したい人は自分の研究室の先生に「留学したい」という旨を明確に伝えておきましょう.CS専攻の先生方は学生が思っているよりもはるかに海外の研究者との繋がりがあるのでチャンスをくれるかもしれません.
もし先生にそう伝えていないならば,たとえ心の奥底で海外の大学への興味がメラメラと燃えているとしても「最近の若い人は留学とか興味がない」というふうに思われてしまいます.

就職活動

就職活動といっても別に面接対策とかSPI対策とかをするわけじゃなくて,自分が次の5年間,何をやりたいか考えておきましょう.就職活動において一番困る人は自分が何をやりたいか分からない人です.人によってはこの先数十年を考える必要があるかもしれませんが,僕はそんな先のことなんてそうなってみないと分からないじゃないと思うのでこの先5年でいいと思います.

CS専攻の人はプログラムが書けるので,入社試験のときにプログラムやアルゴリズムを考えさせるGoogleMicrosoft,はたまた外資系証券会社のエンジニアとかを就職先として一番狙いやすいところにいます.はっきり言ってこういう業界ならばプログラムを書けた経験のほうがテニスサークルのリーダーシップとかゼミ長とかよりも役に立つのでCS専攻はとても強いです.ただしプログラムを書く経験が関係ないNTTデータとか商社とかでは他の学生と同じスタートラインなので注意してください.