未踏ユース発表会 7/25

未踏ユースの成果報告会を見てきました。不可能立体の途中から最後まで見ました。メモです。

不可能立体

モノはぜんぜん違うのですがソフトウェアの方向というかコンセプトが@sokamuraの作っていたものになんとなーく似ていました。なんとなーく。不可能立体のぐりぐりはちょっと触ってみたかったです。未踏始まった期間にはほとんどできていたっぽくて期間中にやったのは機能追加と高速化などだったようです。

世界一短いコードで書けるウェブアプリケーション

http://web4r.org/のはなし。松本さんは話し方がはきはきしてて聞きやすかったです。この前僕が調べたLINKSとかでも言われていた継続でページ遷移を表現するものや、永続オブジェクトやHTTPサーバなど既存のものを組み合わせでウェブフレームワークを作った感じでした。Arcのサンプルコードより短くするという"報告会用ゴール"からスタートするとやりやすそうだと思いました。Arcチャレンジ(?)のコードについてはPHPでArcチャレンジしてみるテスト - 竹迫の近況報告を読むといいと思います。

ロボット操作UI

未踏「ハードウェア」でした。洗濯物をたたむロボットはソフトウェアの人から見ると未踏に見えますが、ロボットを作る人から見るとどうなんでしょうか。発表の内容は先週加藤君の発表を聞いていたのでいくつかかぶる"ネタ"がありましたが図や動画、デモがあったので楽しめました。加藤君と合わせて五十嵐先生のERATOは良い未踏創出機関になりそうですね*1

3次元大規模写真編集

7号館の1つ上の先輩の@koichirohondaさんの発表。写真の中にある文字を別の何かに入れかえることができるものでした。1つの特徴のある何かを撮った写真が7枚ぐらい(どの座標から撮ったかは不要)あるとできるらしいです。3次元の空間を作るので、2枚だと厳しいぽいです。わかりやすいスライドでソフトも3Dで写真をどこから撮っているかを表している箇所があったので上手いなーと思いました。
先生方は発表が短かったとおっしゃっていましたが、簡潔で短いことは良いことです。質疑応答をしっかりできる時間が確保され、スケジュールも直っていましたし。

データベースGC

難しいことをやっていそうな発表でしたが、動機がいまいち共感できませんでした。JavaGCプログラマからメモリ管理をしなくてよくさせたのに対し、データベース中のもう不要になったレコードの削除をプログラマが気にしなくていいようにするための機能らしいです。質問にもあったとおりいらないレコードはプログラマが消すべきだと思いますが、データベースGCに時代がまだ追いついていないのかも。。。?

発表中、頑張ったのであろうと思われる部分なのにトランザクションをどのように扱うかという図の意図が聴衆に伝わっていなかったのが残念でした。図で機能を説明するには「その機能がない場合はなぜ駄目なのか」、「その機能があることでどう改善されたのか」の2つは少なくとも必要なはずです。あと、リアルタイム性を売りにするなら定量的評価はあるべきらしいです。

食事記録と料理推薦

今回の発表唯一女性。食事を記録できて、栄養素に応じて料理を推薦してくれるウェブアプリケーションの話でした。何が新しいのかわからなかったのですが、発表の後に聞いたら人が手動で何を食べるか教えてくれるものはあっても、機会が自動的に料理を推薦してくれるものはないそうです。機能はいろいろついていましたがこういう「作ってみました&できました」のは評価が難しいですよね。19人の人にある期間使ってもらってそのあとのアンケート、という評価でした。

OHPとパワーポイントの融合

Powerpointのアドインでした。ページめくりやマウスポインタ(?)をタブレットでやって、スライドを並べたり、任意のページの部分に飛んだりします。レーザポインタとbluetoothのページめくりを使えばいい場面でタブレットを使うメリットはなんだろう、とか、図を並べて見せたければスライドに図を並べて乗せれば良いんじゃないか、とか思いました。

*1:そこに集まる人が優秀で、デモがしやすい研究であるという意味です