判例を探すのにインターネットは向いていないか
判例を探すのに集合知を使おうとしても役に立たないと思いますが,判例はインターネットで探せます.
東京大学からだとGACoSという「インターネットで文献などの学術情報を探すためのゲートウェイ」からD1-Law.comへ行くことで,過去の判例データベースにアクセスすることができます.
もちろん一般には公開されていないサイトですが,人力検索などの"集合知"以外にもインターネットのこういう使い方もありますよ,ということです.
法律系の勉強をするような組織に所属しているなら似たような仕組みがあるかもしれないので調べてみてはどうでしょうか.
インターネットで判例を探すメリット
本に比べて上のサイトを使うと次のようなメリットがあります.インターネットというよりも電子文書のメリットですね.
契約している組織に所属している人なら無料.
先日,法律に関する授業の発表があったのですが,情報系の学科に所属している僕がそのために本を一冊買うのももったいなかったのでとても助かりました.
判例中の文字列の検索が楽
コンピュータの中のドキュメントならCommand-fで気になる文字列を検索できます.
まぁ,これらのメリットは所属している組織が契約していないと使えないわけですが,そもそもお金を出して本を買わないとオフィシャルな判例を手に入れることができないというのがおかしい気がします.
裁判所 | 裁判例情報で「Winny」と入れても何も出てこないですし.